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【新エネルギー】

中国の今後10年の新エネルギー投資は5兆元 (11/11/02)
2011/11/10
中国【新エネルギー】

 注目を集めている新エネルギー規画は最終的に《新興エネルギー産業発展規画》と名付けられる。業界筋の見方によると、この規画が打ち出されると、今後10年の中国の新エネルギー投資は5兆元に達する。

 規画の重点は、風力、ソーラー、原子力、バイオマス、水力、クリーン・コール、スマートグリッドの7大分野に置かれる。具体的な実施方法や発展規模、重要政策措置などをめぐっては、新エネルギーの開発利用と在来型エネルギーの高度化に向けた変革について計画配置がなされる。2020年には中国の新エネルギー発電設備容量は2.9億kWに達し、総設備容量の17%を占めることになる。内訳は原子力発電7,000万kW、風力発電1.5億kW、ソーラー発電2,000万kW、バイオマス発電3,000万kW。同規画の指摘によると、「中長期的に見て、中国が低炭素経済を実現する上で汚染のないクリーン・コール発電技術が鍵になる。石炭ガス化複合循環発電技術(IGCC)が未来の石炭火力発電の主流になるだろう」。新興エネルギー産業規画が実施されると、2020年には石炭に対する過度の依存が大幅に軽減され、同年のSO2排出量は約780万トン減少し、CO2排出量は約12億トン減少すると予想される。規画期間における新規投資は累計5兆元になり、生産高は毎年1.5兆元増え、1,500万人の雇用を創出する。

 (中国能源網 11月2日)