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中国
【新エネルギー】

2011年の中国の風力発電機容量は世界一 (11/12/09)
2011/12/15
中国【新エネルギー】

 2010年の中国の陸上風力資源は25.7億kWに達し、近海部は5億kWに達している。中国の風力発電資源は豊かであり、世界のいかなる国をもはるかに上回っている。光電科技工業協進会(PIDA)の指摘によると、中国の風力発電累計設備容量は2000年の341MWから、2010年には44,733MWに成長した。年間の新規設備容量は2010年には18,927MWにまで成長し、2005年から起算した年間複合成長率は100%に達している。今や中国の年間風力発電新規設備容量と風力発電機生産量はいずれも世界全体の3分の1余りを占める。さらに、2011年の累計風力発電設備容量は52,800MWに達し、世界第1位である。

 中国の風力発電所は新疆や内蒙古等の西北地区から東南沿海一帯に延伸しており、年平均風速は毎秒7メートルに達している。強力な投資と有利な政策、技術の進歩やコストの大幅な低減など様々な要因により、中国の風力発電市場は過去10年間で爆発的な成長を呈している。欧州風力協会の推計によると、2020年の中国の風力発電設備の浸透率は20%に達する。2010年はわずか5%前後であり、市場には依然大きな成長の余地がある。政策面では、中国は2020年時点の炭素排出を2005年の40〜45%に削減することを目標として宣言しており、中国の再生可能エネルギーは政策支援を受けて、着実な成長を持続し、この過程においてボトルネックを一つ一つ克服して行くに違いない。

 (中国能源網 12月9日)