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【電力】

送配電設備のグレードアップを促進してスマートグリッドを全面的に建設せよ (12/10/12)
2012/10/18
中国【電力】

 今後5年、中国のスマートグリッドは全面建設段階に進み、一次設備の筆頭企業と二次設備の筆頭企業の協力を促進し、業界の縦割り構造を打破し、一次・二次設備の明確な融合を形作ることになる。同時に送配電事業は単一から組み合わせ、総合設備へと供給の高度化傾向へと向かい、将来のEPC需要も上昇する。業界のマーケットの飽和や生産能力過剰の圧力に誘導される形で、中国の送配電設備メーカーは海外市場へと発展することが必然の流れになる。ここ2年、中国の送配電設備産業には多かれ少なかれ、収益の低下、市場の飽和、生産能力過剰、伸び率の鈍化といった「慢性疾患」が生じている。今後数年、中国の送配電設備産業にはさらに著しい生産能力過剰が発生し、海外市場への発展こそが企業にとって特効薬になる。

 中国は2010年に世界最大の製造大国になったが、中国の大手メーカーは、イノベーションと研究開発能力、製品の技術コンテンツと付加価値、世界的な著名ブランドの確立や業界の発展をリードする能力といった面で、世界一流企業との間に依然極めて大きな格差がある。

 送配電設備メーカーにとって、スマートグリッドの建設は製品の技術向上を促進するチャンスになるだけでなく、一次製品の統合と改革にとってもチャンスになる。なぜなら、スマートグリッドの建設には設備の全寿命サイクルの管理が求められ、その目的のためには設備の状態を完全に把握しなければならないからである。そうなれば、送配電設備において一次設備と二次設備の境界は不明確になる。今後は一次設備の中でも二次設備のスマートユニットを包摂するようになり、二次設備の一部機能が一次設備の中に移転することになって、より一層集積化されたスマートユニットに融合される。こうして既存の設備メーカーの市場構造も打破される。

 研究機関の予測によると、中国の送配電設備産業は今後5年、黄金時代に入り、巨大な発展ポテンシャルを備える、2015年には3,200億元近くの規模になり、過去最高に達する。但し、市場は、2015〜2020年にピークに達した後は次第に縮小し、市場の年平均複合成長率は−0.3%に下がる。市場の需要家を細分して見ていくと、送配電設備の3大需要家のうち、電源の占める比率が低下を続け、一方、工業需要家が将来はより一層重要な地位を占めるだろう。

 (国家能源網 10月12日)