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神華集団は石炭火力発電設備の環境保護に向けた技術改良を強化しており、石炭火力発電設備の大気汚染物を天然ガス発電の排出上限値よりも優れたものにすることを可能にし、石炭火力発電の「超低排出」を実現した。
5月末時点で神華集団は合計18台、総容量937万kWの石炭火力発電設備の超低排出を実現している。神華集団と同様に中国の多くの石炭火力発電企業も天然ガス発電レベルの超低排出を模索し始めており、中国の石炭火力発電は「超低排出時代」に邁進しつつある。業界の専門家によると、超低排出とは、石炭火力発電設備の改修により排煙排出が天然ガス発電設備のレベルに達することを指す。すなわち、超低排出は二酸化硫黄が35mg/m3以下、窒素酸化物が50mg/m3以下、煙塵が5mg/m3以下でなければならない。「石炭の主体的エネルギーとしての地位と中国のエネルギーの安全・安定供給を確保する重大な任務は、今後相当長期にわたって変えることが難しい。石炭火力発電所が超低排出技術を採用することは大気汚染防止と低公害で持続可能な発展の実現にとって重大な意義を有している」と国務院発展研究センターの周宏春研究員は指摘する。
神華集団環境保護部の江建武部長によると、今年は23台、合計1,193万kWの設備を対象に、超低排出に向けた改修を完了する計画である。さらに、神華は2017年までに、北京・天津・河北、長江デルタ及び珠江デルタ地区の全て石炭火力発電設備に対して、超低排出に向けた改修を完了することになる。つまり、神華集団の全ての石炭火力発電設備の大気汚染物排出は国家標準よりもはるかに優れたものになる。
(光明日報 6月8日)