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中国社会科学院研究生院国際エネルギー安全研究センターがまとめた《世界エネルギー発展報告(2016)》によると、中国の発電設備容量はこの3年連続で大幅に増加しているが、発電設備の平均利用時間数は年々低下しており、電力投資の過熱が電力過剰を引き起こすという局面はさらに突出している。
報告書によると、2012年以前は中国の電力消費量の伸び率は全体的に経済成長率を上回り、電力消費弾性値は1以上であった。しかし、2012年以降、電力消費の伸び率は経済成長率を著しく下回るようになり、電力消費弾性値はすでに1を大幅に下回っている。さらに、2014年からは電力消費量の伸び率は大幅に低下した。一方、2015年の全国の6,000kW以上の発電所の発電設備平均利用時間は前年より349時間減少して3,969時間になった。
報告書によると、中国のGDPに占める第三次産業の比重が急速に上昇し、産業構造の調整と省エネ・排出削減が推進されていることで、電力消費の伸び率がGDPを著しく下回ることになった。中国電力企業聯合会の予測によると、2016年も電力消費は低い伸び率が続き、対前年比の伸び率は1〜2%に止まる。
報告書は「中国の電力投資の過剰局面は激化するかも知れない」としており、2016年の電力消費の伸び率は2015年に比べ小幅な回復を示すものの、依然低成長傾向が続き、一方、新規稼動設備は1億kW前後もの比較的大きい規模を維持し、発電設備、特に火力発電設備の利用時間数は必然的により一層低下するとの見方を示している。
(中国能源網 7月4日)