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アジア
【石炭】

中国とモンゴルが「世界最大の未開発炭鉱」の開発に関して意見交換 (17/05/03)
2017/5/3
アジア【石炭】

 4月25日、中国国家発展改革委員会の寧吉喆副主任とモンゴルのMunkhbat内閣官房長官は北京で中国・モンゴル鉱産エネルギー及び相互連携協力委員会第2回会議を開いた。同委員会は中蒙両国の企業と機関を支援して、鉱産・エネルギー、交通運輸及びインフラ、事業融資の「三位一体」の枠組みの下で産業投資協力を展開することを目的とする。2014年の第1回会議から3年ぶりに第2回会議が開かれた。

 今回の会議では タヴァン・トルゴイ炭鉱と南への鉄道、中蒙露鉄道の改修、Xibe OBO石炭・電力・送電一体化等の事業や金融分野の協力について意見を交換し、重大事業の強化でコンセンサスに達した。

 タヴァン・トルゴイ炭鉱は世界最大の未開発炭鉱であり、中蒙国境から100キロ足らずの場所にある。中国神華集団は過去2回にわたって同炭鉱の一部の採掘権を落札したが、モンゴルの議員の反対などで、同事業は暗礁に陥っていた。モンゴルは崩壊の瀬戸際にある経済を喚起するため、タヴァン・トルゴイ炭鉱の入札を再開する見通しである。

  (澎湃新聞 5月3日)