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タイはマレーシアとラオスとの電力協定に署名する予定 (17/06/20)
2017/6/20
アジア【電力】

 タイのエネルギー省長官Areepong氏によると、同国政府は2017年9月17日から22日までフィリピンのマニラで予定されているASEANエネルギー大臣会議にタイ−ラオス−マレーシア間の三ヶ国間電力協定に署名する準備を進めている。この協定は、三ヶ国間で電力の売買を可能にするものである。今回の協定では、ラオスが発電した電力をタイのグリッドを通ってマレーシアへ供給する内容で、その規模は100MWとなっている。タイは送電線の託送料を徴収する。

 1997年末のインフォーマルASEANサミットで「ASEANパワーグリッド」は初めて持ち出されたが、今回の協定はそれを実現したものになる。タイは電力託送ハブとして、ラオスとカンボジアで発電した電力をマレーシアやシンガポールへ輸送できる。タイは、カンボジアのStung Nam水力発電事業、Koh Kong石炭火力とミャンマーのMan Tongダム開発事業に協力することを計画しており、今後両国の送電系統連系を進める予定である。

(The Nation 2017年6月20日)