国家発展改革委員会の何立峰主任は3月6日、全人代第1回会議プレスセンターで開かれたプレス発表会において、天然ガス供給の逼迫を引き起こした主要原因は、生産や輸入問題ではなく、昨年の天然ガス消費量が爆発的に増加したことにあると表明した。

　発展改革委員会の統計によると、2017年の天然ガス消費量は2,373億m3、前年比15.3％の増加になった。天然ガス消費の増加は、1つは経済成長の持続的な回復によるものであり、もう1つは国の「煤改気」（ボイラーなど石炭焚き施設の天然ガスへの転換）の持続的推進に起因する。

　近年、石炭から天然ガスへの転換が広範囲で進み、エネルギー消費構造はより安全なものになり、環境も大幅に改善したが、「煤改気」の推進過程で様々な問題が発生、インフラの不足や不合理な体制と仕組みのため、中国の天然ガス市場は制約された。多数の専門家は、「煤改気」工作は今後数年間持続的に推進され、政府も様々な方法を講じてガス供給の安全を確保すると指摘している。

　（慧聡網 3月12日）