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【石油・天然ガス】

中国 国家管網公司が正式設立 (19/12/09)
2019/12/9
中国【石油・天然ガス】

 12月9日、「国家石油天然気管網集団有限公司」(以下、国家管網公司と略す)が正式に設立された。中国石油天然気集団(CNPC)、中国石油化工集団(SINOPEC)及び中国海洋石油の主な長距離パイプライン、一部の地下ガス貯蔵庫及びLNGターミナルを統合する。企業規模は膨大なものになり、全国範囲で石油ガス資源の運用、輸送及び貯蔵を一括する中核能力を備える。

 国家管網公司に入るLNGターミナルはすでに確定しており、9ヵ所に上る。CNPCが経営権を有する大連LNGターミナルの株式、シノペックが経営権を有する広西北海LNGターミナルの株式、中国海洋石油が経営権を有する海南LNGターミナル、広西防城LNGターミナル、粤東LNGターミナル、深圳迭福LNGターミナル、天津LNGターミナルの株式及び建設中の漳州LNGターミナルと未着工の山東龍口LNGターミナルの応分の株式は国家管網公司に組み入れられる。

 地下ガス貯蔵庫については、CNPCが全額出資又は経営権を有する板橋ガス貯蔵庫群、京58ガス貯蔵庫群、劉荘並びに金壇の4大地下ガス貯蔵庫の株式は全て国家管網公司に帰属する。遼河双6、新疆呼図壁、西南相国寺の3大地下ガス貯蔵庫群については国家管網公司とCNPCの共同出資方式を適用する。すなわち、CNPCが株式の51%を保有し、一方、国家管網公司は保有株と応分のガス貯蔵・ピーク調整能力を有する。また、シノペックが経営権を有する文96及び文23ガス貯蔵庫は国家管網公司に入る。

 (中国能源網 12月9日)