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【石油・天然ガス】

伯ペトロブラスがCNPCとの合弁製油所建設計画を断念 (19/12/23)
2019/12/23
中国【石油・天然ガス】

 ブラジル国営石油会社ペトロブラスはリオデジャネイロ以外の地方での製油所新規建設計画を正式に中止したと発表した。ペトロブラスCEOのRoberto Castello Branco氏は、この数ヵ月中国石油天然ガス集団(CNPC)と検討を進めてきたが、リオデジャネイロ郊外のComper製油所建設は経済的に立ち行かないという結論になったと表明した。

 2018年7月、ペトロブラスはCNPCの子会社である中国石油国際事業有限公司(CNPCI)と協力意向書に調印し、Itaborai市にComperj製油所を建設するとともにリオデジャネイロ近海のCampos盆地にMarlim油田を建設することにしたと発表した。

 ペトロブラスの説明によると、この交渉はComperj製油所に資本を引き入れることが目標であった。Comperj製油所はオペレーション・カー・ウォッシュ(ペトロブラスも対象になったブラジルの大規模反汚職・腐敗捜査)により、2014年に工事が停止されていた。

 2018年10月、ペトロブラスとCNPCは協定を結び、Comperj製油所の経済性についてFSを行うことになった。FSが通れば、合弁会社を設けて、ペトロブラスが80%、CNPCの子会社である中国石油天然気持勘探開発公司(CNODC)が20%の株式を保有する予定でえあった。

 なお、計画中の協議では、CNODCがMarlimの海洋石油資産の株式20%を保有することになる。これらの資産にはMarlim、Voador、MarlimSul及びMarlimLesteの採掘権が含まれる。

 (中国能源網 12月23日)