ロシア極東のハバロフスクを訪問した中国国電集団の代表団は、極東電力会社の大規模投資計画への参加に興味を示し、特に極東地区の新規発電所建設や旧発電所の改造に大きな関心を示した。中国国電集団と極東電力会社の幹部は、中国の電力設備やその自動管理システムに提供する可能性について討議した。

　具体的には、双方は褐炭を使用する極東電力の熱発電所ボイラーにイオン点火装置などハイテク装置を設置することについて検討した。現在、極東電力の熱発電所はコストの高い重油によるボイラー点火を採用しているが、イオン点火装置を採用すると節約が可能になる。また、中国国電集団の専門家は、発電所の残灰を利用してレンガやセメントを生産するノウハウをロシアに広めることについても検討している。

　(俄新網 RUSNEWS.China 5月30日)