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【省エネ・環境】

張高麗副首相、気候サミットで中国の3つの決心を示す (14/09/24)
2014/9/29
中国【省エネ・環境】

 中国新聞社9月23日ニューヨーク電によると、張高麗副首相は9月23日、習近平主席の特使として国連気候変動サミットに出席し、講演を行った。張副首相は、中国が引き続き気候変動の厳しいチャレンジに前向きに対応し、2020年以降の行動目標を可及的速やかに打ち出すると表明した。

 張高麗副首相は次のように表明した。

 中国は気候変動対策を高度に重視し、国際社会とともに気候変動の厳しいチャレンジに対応することを願っている。習近平主席は、気候変動対応は中国の持続可能な発展の内在的な要請であるとともに責任ある大国が尽くすべき国際義務でもあると指摘し、他の誰でもなく我々自らが行動しなければならないとしている。中国は省エネ・排出削減、低炭素発展及びエコロジー建設を積極的に促進し、顕著な成果を上げている。発展途上国の中で最も早い時期に気候変動対応の国家計画案を策定した。今回のサミットを前に《国家気候変動対応規画》を打ち出し、2020年の炭素排出強度を2005年比で40〜45%引き下げる目標の達成を確保する。中国は今後、責任ある大国として、自国の国情と発展段階、実際の能力にふさわしい国際義務を能動的に引き受ける。中国は2020年以降の気候変動対応行動目標を速やかに打ち出し、炭素排出強度を顕著に低下させ、非化石エネルギーの比率を顕著に高め、森林築蓄積を顕著に増加させて、速やかに二酸化炭素排出のピークに達するようにする。

 中国は気候変動対応をめぐる南南協力を大いに推進し、来年から資金支援を倍増させ、気候変動南南協力基金を開設する。中国はさらに600万ドル拠出して国連事務局長をサポートし、気候変動対応をめぐる南南協力を推進する。

 中国は2015年のパリ会議において予定通り合意に達することを断固支持する。この点については、第1に国際条約の枠組みを堅持し国際条約の原則を遵守すること、第2に各国が公約を実現し相互信頼の基礎を固め特に先進国は排出削減を強化し途上国を資金と技術面でサポートすること、第3に今後行動を強化して対応能力を高めることを提言する。

 気候変動は人類の共同事業であり、中国は各国と疎通を強化し、認識を共有し、互いに助け合い、責任を引き受けて、ウィン・ウィンの地球気候管理システムを構築して、気候変動に有効に対応し、人類の麗しい明日をともに創造することを願っている。

 (中国新聞網 9月24日)